「カラータイツ」が2007年冬を前にして人気となっている。
冬に向けてモノトーンカラーをまとう人が急増するはずが、今年は奇抜な「カラータイツ」が爆発的な人気となっている。
春先から流行しているワンピースやくるぶし丈のブーツといったアイテムが人気の火付け役。
有名デパートでは、9月下旬から週に1000枚以上という爆発的な売れゆき。
メーン商品の価格が525円、840円と手ごろであり、カラーも20色以上と豊富。
まとめて購入する人も少なくなく、メーカーの生産が追いつかず、欠品が続出しているという。
全国展開の専門店「靴下屋」では赤、青、黄、カーキなど計26色を置く充実ぶり。
なかには、ラメ使用の“ど派手”なものもある。
それでも10~40代まで、幅広い層から支持されているという。
すでに今年は例年の5倍の売れ行きとなっており、ここまで一般化したのは初めてとのこと。
今回のカラータイツブームは洋服と結びついたのが特徴。
洋服とタイツの色合わせという、これまでになかったオシャレの楽しみ方で、女性の冒険心をくすぐっている。
過去カラータイツが流行したのは、学生を中心とした渋谷系カジュアルファッションだったが、今回は銀座コンサバOLも巻き込んでの大流行。
この冬いっぱい続く見込みだ。
タイツの足元は流行のくるぶし丈ブーツ「ブーティ」。
ワンピースやショートパンツにカラータイツ、ブーティを身にまとえば今年のファッションができあがる。
素足の出る面積が増える分『足元のオシャレにも気を使いたい』と考える女性が増えたのではないかと見られている。
年代が高めの熟女にも支持されるのはシンプルな服の“差し色”として重宝されているのではないだろうか。
このカラー化現象は黒やグレーなど地味なトレンドが長く続き、色に対する欲求が蓄積されてきた。奇抜な色がヒットしたのはその反動ではないかと分析されている。
1960年代までは、全身を奇抜な色で統一する女性も多かった。
ところがオイルショック以降は、着回しがきいて飽きのこない色が定番になり、明るい色は小物で取り入れる“上級者”が増えた。
現代女性は、組み合わせる色で「清楚感」や「自立」といった多様な個性を表現するようになっているという。
実際ワンピースに紫色のタイツを合わせてみると、足元だけが目立つのではなく、意外に落ち着いた雰囲気にまとまる。
ミディ丈スカートやサブリナパンツなどと合わせるのもよい。
またブーティとも相性は抜群で、心なしかふくらはぎが細く見えるようである。
タイツについて
タイツは19世紀のフランスで舞台衣裳として発明され広まった。
日本では戦前、戦後はウール糸で編まれた厚手の「バルキータイツ」が流通していた。
体温を保ちながらも、脚線美を作り出すというメリットを持つ。
近代においては多くは女性向けに作られているが、男性器用に前開きの有る男性用の防寒用タイツも販売されている。
サテン地の男性用タイツは、その伸縮性から男子バレエダンサーに着用される事も多く、欠かせないものである。
またスポーツ競技やパフォーマンス等で使用することを目的とした全身タイツと言う頭部迄覆う衣類が存在する。
通称「ゼンタイ」と呼び、日本が発祥地である。
海外でも「ZENTAI」と言う発音で通づる。
全身タイツはレオタードからの派生である。着用感をさしてタイツの名を冠すると思われる。
タイツはストッキングと比べて伝線に依る破損が殆ど起こらない為、丈夫で経済的である。
主に冬季のファッション・アイテムとして用いられ、衣類の衣替え同様にストッキングからタイツへ衣替えをする女性が多く存在する。
着用色別に依る売り上げは黒が過半数を占め、若い女性の中にはカラータイツと呼ばれる派手な色のタイツを好んで着用する女性も存在する。
又、中学校、高等学校の校則で女生徒の冬季の防寒用としてタイツ着用を義務付けている学校がある。
なお、網タイツはタイツと呼ばれているが、どちらかと言えばパンティストッキングに近い衣料である。
日本において、ナイロンとポリウレタン糸を主な材料として使ったタイツより織りが細かく薄手なものをパンティストッキングとよんでいるが、これは靴下に分類される。
パンストとも略して呼ばれている。
また、海外では一般的に両者を区別せず、タイツはイギリスでの統一した呼び方で、アメリカではパンティホースと統一に呼ばれている。
歴史的には中世欧州でhose(ホーズ)と呼ばれる下半身を包む股引状の衣服が男性用に広く着用された。
これは乗馬や運動のし易さや防寒性の必要からの形状であり、現代のタイツの元祖といえるものだが、階層によって様々な形状のものが着用された。
農民階級には左右が縫い合わせられておらず、通常は紐で腰に結んでおき、労働時には畳んで長靴下状にして激しい運動を行うというもの、商人・都市住民用につま先がないもの等さまざまな形状のホーズが存在し、素材も絹、毛織物から、より粗末な素材と多岐に渡った。
伸縮性を持つ素材がほとんど存在しなかったため、今日のタイツ同様、下半身を一体で包む形状のものは、着用者の体格に合わせて織り上げる高価なものであり、結果的に経済力に余裕のある王族・貴族やギルドの幹部など一部富豪しか着用できなかった。
英国イングランドのヘンリー8世の時代には、ホーズのふくらはぎ部分に詰め物をして、足を美しく見せるといった流行もあった。
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